2006年11月20日

HOUSE OF SHAKIRA/LINT

Lint.jpg
[1997]
北欧はスウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド《HOUSE OF SHAKIRA》のデヴュー・アルバム。明るいメロディ・ラインは、80年代に通じるような懐かしいサウンドで、楽曲もピリっと、ヒネリを効かせたメロディ・ライン。元々は、86年に《Anders Lundstrom》と《Mats Hallstensson》の2人によって結成された《THE STATION》というバンドが、その母体となっているようですが、長い間なかなかチャンスに恵まれず、また、ヴォーカルであった《Mikael Eriksson》がソロに専念する為に脱退。新ヴォーカリストに《Andreas Eklund》を迎えてのデヴュー作品であります。バンドの持ち味は、アメリカナイズされたハード・ロックに、アフリカや東洋、中近東のフレーバーが盛り込まれており、その根源は前ヴォーカリストの《Mikael Eriksson》がアフリカのザイール育ちという事もあり、アルバム中の曲に、その影響が取り込まれています。オープニング曲「Morning Over Morocco」のイントロ部には、エスニック・テイストのコーランが使われており「気分は中近東?」かと思えば・・・激しいリズムと重厚なギターが押し寄せ、そこから爽快なメロディが広がってきます。思わず体が動きそうなキャッチーな「Method Of Madness」や「Who's Lying Now」。独特なエモーショナルとグルーヴ感が漂う「Elephant Gun」、小粋なリズムとコーラス・ワークが清々しい「Love Was Good」、ブルージー&ワルツなメロディにエスニック風味?(想像しにくいと思いますが・・・笑)の複雑なリズムが絡み合うバラード「The Story's The Same」・・・と、聴きこむほどに、その創造するモダン性の凄さに驚きます。親しみやすく、わかりやすい楽曲なのですが、そこに複雑なリズムが合う事で、このバンドの「らしさ」とも言えるセンスがうかがえる1枚。

01 Morning Over Morocco
02 Lint
03 Method Of Madness
04 No:8
05 Who's Lying Now
06 Elephant Gun
07 Love Was Good
08 The Story's The Same
09 Canned Laughter
10 Remember
11 Everything's Fine
12 Stone In Love(Bonus Track)
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2006年11月13日

SHINETH/11 OF 10

11 of 10.jpg sample sample
[2006]
北欧の音楽情報というのは以外と日本には、まだ浸透しきっておらず、こうしてネットでの情報が頼り!ってのがあるのですが、最近Anders JohansonもCMやらアルバムが発売されるということで喜びを隠し切れずにいます!さて、スウェーデンから、またまた素敵なユニットがデヴューしました。RABIさんのブログにも紹介されておりましたが、北欧出身ながらアメリカ的なハード・ポップを感じさせる、《Sebastian Roots/Lead Vo.G.B》と《Andrers Berlin/Ds.Key》2人からなるメロディアス・ハード系ユニットです。ヴォーカルのRoosはビートルズのトリビュート・バンドに在籍していたそうで、どこかしら和みある懐かしさの漂う歌声が特徴。そしてBerlinは元ECLIPSEのメンバーで、お手元に1StのCDをお持ちの方、是非ルックスの変貌ぶり(こういうメイクもアリ?!)を御覧になってください(笑)。とにかく、このアルバムが届いてからヘヴィ・ローテーションで聴きまくっている1枚。どことなく、70年80年代のフレーバーを感じさせながら《CHEAP TRICK》や《ENUFF Z' NUFF》のようなポップなノリがあり、サウンドも曲ごとに重厚だったり、繊細だったりするのですが、ベースやドラムのリズムがしっかりとしたラインを引いているので、柔らかいヴォーカルやコーラスが互いを邪魔しない程度に引き立っています。オープニングを飾る、明るく元気が出そうなアップ・テンポ曲の「Embrace You」でまずヤラれます!続く「Leaving Home」の重厚なギター・リフに心躍らされ、心憎い哀愁メロの「Should I」、コーラス・ワークが素敵なパワー・ポップ曲「Country Girl」、「Like A Human」、切ないメロディとドラマティックな曲展開に引き込まれる「Die Happy」、独特なリズム感とグルーヴ感が漂う「The Crime」などの比較的ポップな楽曲も素敵なのですが、スウェーデンのフルート奏者《Marcus Sjowall》をフューチャーした儚げなメロディの《Joker》や、なぜか一番好きな曲になってしまった《Blue Sky》はスウェーデンのギタリスト《Erik Soderlind》のアコースティックなギターに乗せて歌われる繊細なスロー・バラード。ただのメロディアス・ハードのユニットだけでは終わらせない可能性を感じる作品です。ちなみに、ECLIPSEのヴォーカリスト《Erik Martensson》もバック・ヴォーカルでゲスト参加していますよ。

01 Embrace You
02 Leaving Home
03 Lonely
04 Should I
05 Contry Girl
06 Joker
07 Like A Human
08 Requiem/Die Happy
09 The Crime
10 Waistd?
11 Blue Sky
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2006年11月11日

BRAZEN ABBOT/GUILTY AS SIN

Guilty As Sin.jpg
[2003]
ブルガリア出身のクラシカル派ギタリスト《Nikolo Kotzev》によるプロジェクト4作目。2001年にノストラダムスの一生をベースにロック・オペラ「NOSTRADAMUS」をリリースし、良い形でその作品の影響が受け継がれています。複数のシンガーをフューチャーし、シンガーの個性を活かす魅力的な楽曲が揃い、北欧独特の空気感で包み込まれたヘヴィ・メタル・アルバム。「NOSTRADAMUS」でも参加していたJon Lynn TurnerGoran EdmanJorn Landeのスーパー・ヴォーカリストを起用することで、三人三様の魅力を最大限に引き出す、Nikoloの作曲者、製作者としての才能は素晴らしい!そして、脇を固めるのは先頃ニュー・アルバムをリリースした《EUROPE》の《John Leven》、《Mic Michaeli》、《Ian Haugland》の面々。ネオ・クラシカルでブルージーなJoe、透明感とエモーショナルなGoran、パワフルで「鬼神」のオーラで全てを自分色に染め上げてしまうJorn。今のメロディアス・ハード・ロックには欠かす事の出来ない、個性の違う3人のスーパー・ヴォーカリスト。決して派手な技巧やパフォーマンスがあるわけではありませんが、緻密なサウンドと、バラエティ豊かで幅の広い楽曲。時には正統派「One Life To Live」だったり、ドラマティックで心を揺さぶる「Eyes On The Horizon」だったり、哀愁感とメロディアスなバラード「I'll Be Free」だったりと、それぞれの魅力を余すことなく、安心感に満ちた最高のヴォーカルも味わうことが出来ます。しかし・・・このアルバムでのJornはスゴイ!「Bring The Colors Home」では聴かせ所が網羅されており、勢いがあり余ってるのが伝わりますよぉ〜(笑)、「これでもか、これでもか!」みたいな壮大さ。その後の「Fool's Confession」はGoranのグルービーでファンキーなナンバーは乗れます♪。Joeの「Supernatural」は、やっぱりカッコイイ♪

01 One Life To Live / Joe Lynn Turner
02 Eyes On The Horizon / Jorn Lande
03 I'll Be Free / Goran Edman
04 Slip Away / Joe Lynn Turner
05 Mr. Farthman / Jorn Lande
06 Like Jonah / Goran Edman
07 Bring The Colors Home / Jorn Lande
08 Fool's Confession / Goran Edman
09 Supernatural / Joe Lynn Turner
10 Eve / Goran Edman
11 A Whole Lotta Woman / Jorn Lande
12 Guilty As Sin / Joe Lynn Turner
13 Love Is On Our Side(Acoustic Version)[Bonus Track] / Joe Lynn Turner
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2006年11月05日

LOCOMOTIVE BREATH/CHANGE OF TRACK

LOCOMOTIVE BREATH.jpg
[2005]
80年代に《OVERDRIVE》、最近ではPLANET ALLIANCEにもゲスト参加し、また「北欧メタル大辞典」の著者として多方面でも活躍しているギタリストの《Janne Stark》率いるスウェーデンのハード・ロック・バンド《LOCOMOTIVE BREATH》の3rd。結成当時のヴォーカルは現《A.C.T》の《Herman Saming》でしたが、2nd以降からは見事な熱唱ぶりが映える《Mattias Osback》が参加しています。北欧メタル独特の「哀愁」と、少し懐かしいブリティッシュなメロディ。それにプログレッシヴ風のエッセンスを振りまきながら、カッコイイ骨太なへヴィ・ギターと、陽性でメロディアスなメロディがよく調和されており、なかなかの好盤です。このバンド、様々なメンバーチェンジがありましたが、現ベーシストは《TALISMAN》の《Marcel Jacob》で話題性ありますよね!しかも、過去のアルバムから豪華なゲストミュージシャンが多数参加しており、Mattias IA Eklundh(FREAK KITCHIN)、Tommy Denander(RADIOACTIVE)などが華麗なプレイを披露しています。

01 H.M.M
02 Shadow
03 What I've Become
04 Leaving My Heart With You
05 Speed Driven
06 Firestarter
07 Feel My Rage
08 High On Illusion
09 Pnyxius
10 Kingdom Of Tragedy
11 Chains Around Heaven
12 I'll Be Fighting
13 Gargleblaster
posted by LIZU at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

PLANET ALLIANCE/PLANET ALLIANCE

PLANET ALLIANCE.jpg
[2006]
LAST TRIBESTARBREAKERの実力派ギタリストMagnus Karlssonと、元MIDNIGHT SUNのドラマーで名プロデューサーでもある《Anders "Theo" Theander》による、北欧等のミュージシャンを中心に結成されたプロジェクト。その豪華なメンバーは次の通り。

Mike Andersson (CLOUDSCAPE)-Vocals/Keyboards
Magnus Karlsson (LAST TRIBE, STARBREAKER)-Guitar/Keyboards
Bob Daisley (ex-OZZY OSBOURNE, GARY MOORE)-Bass
Magnus Rosen (HAMMERFALL)-Bass
Anders Johansson (HAMMERFALL, ex-YNGWIE J. MALMSTEEN)-Drums
Jaime Salazar (LAST TRIBE, ex-FLOWER KINGS)-Drums
Janne Stark (LOCOMOTIVE BREATH, OVERDRIVE)-Guitar
Carl-Johan Grimmark (NARNIA, BOB ROCK)-Guitar
Mattias "IA" Eklundh (FREAK KITCHEN, ex-FATE)-Lead Guitar

キャッチーなメロディとスタイリッシュなエッジを持ち、テクニカルなギターが随所に映えまくり、一聴するとLAST TRIBEの新譜?とも思える作品ですが、ソング・ライティングはMagnus Karlssonの他に、ヴォーカルのMike、ドラムスのBob。以外にもアルバム全体を通して統一感のある作品なので驚いています。しかも、柔らかな質感さえ感じられるようなコーティングがほどこされており、繊細な印象さえ受ける。ギター陣もMagnusの他に3人の素晴らしいギタリストが参加しており、それぞれの「持ち味」を活かし刺激的なサウンドを創出しています。個人的にMagnusが大好きな私は、彼が作った「The Real You」、「Remember Me」、「A Taste Of Paradise」、「It's Your Cross To Bear」、「Diggin Your Own Grave」がお気に入りです。Magnusファンはまずは聴いてみてくださいね♪

01 The Real You
02 Remember Me
03 Ain't No Pleasin' You
04 Calling My Name
05 A Taste Of Paradise
06 The Quickening
07 Divided We Stay
08 It's Your Cross To Bear
09 The Great Unknown
10 Where To Go
11 Digging Your Own Grave
posted by LIZU at 09:14| Comment(2) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

ALLEN-LANDE/THE BATTLE

ALLEN LANDE.jpg
[2005]
スペシャルな企画が大好きな「FROTIERS RECORDS」から奇跡のプロジェクト作品。《SYMPHONY X》の《Russell Allen》と元《MASTERPLAN》のJorn Landeによる大物ヴォーカリストのスペシャル・プロジェクト。全曲、LAST TRIBESTARBREAKERのギタリスト、《Magnus Karlsson》が曲作りとギターを担当しており、2大ヴォーカリストの強すぎるカラーを立てても、「Magnus節」炸裂のメロディがアルバム全体に広がっています。これだけ個性の強いシンガーを立てれば《SYMPHONY X》や《MASTERPLAN》的なサウンドになりがちですが、「FROTIERS RECORDS」側からの「LAST TRIBEよりもAOR寄りのポップなもの」というリクエストに対し、曲作りが先だったためにMagnusのソング・ライティングが光ったメロディック・メタル・サウンドに仕上がっています。確かにLAST TRIBEを少々スピード・ダウンした感じですが、LAST TRIBEやBAD HABITでお馴染みの《Jaime Salazar》がキレの良いドラムで、ハードで叙情的なポップ・メタルを印象付けています。ヴォーカルの二人はシンフォニック・メタルを経験していますが、AORを歌わせても抜群ですね。Russellの野太い声質とJornの大らかな歌声で、お互いを高めながら作られたドラマティックな作品。そろそろ、MagnusのLAST TRIBEの新作が聴きたくなってきましたが、最近は新プロジェクト「PLANET ALLIANCE」を発表。こちらの方も近々、紹介したいと思っています。

01 Another Battle / Jorn & Rassell
02 Hunter's Night / Russell
03 Wish For A Miracle / Jorn & Rassell
04 Reach A Little Longer / Jorn
05 Come Alive / Jorn & Rassell
06 Truth About Our Time / Jorn & Rassell
07 My Own Way Home / Jorn
08 Ask You Anyway/ Russell
09 Silent Rage / Jorn & Rassell
10 Where Have The Angels Gone / Jorn
11 Universe Of Light/ Russell
12 The Forgotten Ones / Jorn & Rassell
13 Reach A Little Longer(Acoustic Version)[Bonus Track] / Jorn
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2006年10月26日

MILLENIUM/HOURGLASS

HOURGLASS.jpg
[2000]
力強いサウンドを聴くと元気が出ます。心の奥底に沸々と湧き上がる熱いものが、やがて原動力となり、また頑張ろうという気持ちになります。今回、紹介するアルバムも、そんな気持ちにさせてくれるアルバム。それまでのヴォーカルであった《Todd Plant》が脱退し、新たにJorn Landeを迎えた《MILLENIUM》の3rd作品。叙情的で爽快なフィーリングとMILLENIUMの最大の武器である《Ralfh Santolla》の流麗で情感豊かなギターが、「泣き」の哀愁メロディを持ちつつも、ポップさや躍動感に溢れた、メロディ重視の素晴らしい作品です。そして何と言ってもヴォーカルであるJornの歌声が一番でしょうか。オープニングの「The Power To Love」の圧倒的なヴォーカルにまず引き込まれ、前ヴォーカルであったToddの爽やかな歌声を継承しながらも、さらなる表現力とパワフルを加え、深いエモーショナルな歌声は鳥肌ものです!。また、彼の魅力は曲の特徴に合わせて唱法を巧みに変化させるところ。変幻自在なその歌声は、時にはブルージーな曲「Hourglass」で《David Coverdale》風だったり、時にはハード・ポップな「Chasing Time」で《Joe Lynn Turner》風だったりと、聴くものを飽きさせない「魔力」を持っています。グルーヴ感あるJornの「Superstar」を聴くと心が爽快で晴れやかになりますね♪

01 The Power To Love
02 Wheels Are Turning
03 Hourglass
04 No More Miracles
05 Superstar
06 Rocket Ride
07 I Will Follow
08 I Still Believe
09 Masquerade
10 Chasing Time
posted by LIZU at 12:10| Comment(6) | TrackBack(1) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

FM/APHRODISIAC

FM.jpg
[1992]
多くの葛藤を経て、ブリティシュ・ロック・バンドにしか出来ない良質なサウンドで、大変身を遂げブレイクした4作目。英国の独特な風土の中で培われた音楽には「光」と「影」が存在し、伝統的な精神と旋律を見事に投影させているアルバム。そして何といっても、中心人物のヴォーカル《Steve Overland》の存在は実に大きいですね。シンガーとして破格の才能の持ち主で、祖国の偉大な先輩である《WHITESNAKE》の《David Coverdale》のようなR&Bのフィーリングとエモーショナルな表現力を持ち、歌の上手さだけに留まらず、聴く者を感動させることの出来る素晴らしいヴォーカルです。オープニングから、引き込まれるほどカッコイイ良い「Breathe Fire」、伸びやかで力強いSteveのヴォーカルがイキイキしているバラード曲「Blood And Gasoline」、ドラマチックで壮大な「All Or Nothing」。そして特に好きなバラード曲「Closer To Heaven」は、泣きメロのギターと魂が震えるほどソウルフルなヴォーカルに、ただ、ただ・・・感動です。Steveの爽快なまで心地よいヴォーカルが冴え渡っている名作。

01 Breathe Fire
02 Blood And Gasoline
03 All Or Nothing
04 Closer To Heaven
05 Ain't Too Proud
06 Take The Money
07 Aphrodisia
08 Inside Out
09 Run No More
10 Play Dirty
11 Rivers Run Dry
12 Hard Day In Hell
13 Chinese Whispers
14 Some Kind Of Wonderful(Live)
15 I'll Be Creepin'
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2006年10月11日

SUNSTORM/SUNSTORM Featuring JOE LYNN TURNER

SUNSTORM.jpg
[2006]
「FRONTIERS RECORDS」から、またまたスゴイ1枚がリリースされました(笑)。このブログでも何枚か紹介しましたが、ここ数年、往年のメロディック・ロック・アーティストを復活させたり、夢のコラボレーションを実現させたりと・・・リスナーの心に応えるべきサウンドを提供してますが、今回紹介するのは、元《RAINBOW》、《DEEP PURPLE》のシンガー《Joe Lynn Turner》をフィーチャーしたプロジェクト。メロディアス・ロック・ファンを歓喜させるキャッチーな楽曲と、哀愁を含んだソウルフルなJoeのヴォーカルが最高です。それはハード・ポップであったり、ブルージーなロックであったり、聡明なバラードであったりと、色彩豊かで心を掴んで離さないサウンドばかり。また、メインのソング・ライターは《SURVIVOR》、《PRIDE OF LIONS》でお馴染みの《Jim Peterik》が楽曲を提供しています。元々の発端は「FRONTIERS RECORDS」のスタッフが数年前に知り合いのジャーナリストから、Joeの未発表デモ音源を聴かせてもらった事が始まりらしいです。それは、85年に「RESCUE YOU」をリリースした後の、セカンドアルバムを想定して制作していたのにもかかわらず、様々な理由で結局お蔵入りとなってしまったそう。そのデモ音源を眠らせておく手はないと、「FRONTIERS」側はメロディック・ロック・シーンで安定した地位を確立しているJim Peterikを絡ませる事で、より素晴しい作品になると今回コラボレーションを実現させました。プロデューサーは、《PINK CREAM 69》のベーシストで、PLACE VENDOMEでも活躍する《Dennis Ward》。Dennisは、「FRONTIERS RECORDS」のFabrizio V.Zee Grossiのような存在になってきましたね(笑)。

01 Keep Tonight
02 Fame And Fortune
03 Heart Over Mind
04 This Is My Heart
05 Strenght Over Time
06 Another You
07 First Full Of Heat
08 Love's Gone Wrong
09 Night Moves
10 Danger Of Love
11 Making Up For Lost Time
12 Arms Of Love
13 Another You(Remix) [Bonus Track]
posted by LIZU at 10:13| Comment(3) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月10日

SLAMER/NOWHERE LAND

NOW HERE LAND.jpg
[2006]
ずっと紹介したいのに、どう表現していいか、考えていた《Mike Slamer》の新プロジェクト作品。STEELHOUSE LANEや《SEVENTH KEY》も聴いていながら・・・うまく言葉が出てこない。まったく初めて聴く音だった・・・が、一番先に頭の中にイメージとして湧いたのは、真っ暗な闇、そして静寂。そして、これから一歩踏み入れるであろう新世界が遠くで光を放っている。その光がこちらの方に少しずつ近づいてくるのだが、それがどのようなものなのか解らない期待感と不安感が入り混じり、心臓がドキドキと音を立てる。光と共にサウンドの波が近づきながらも、時々、止まる。心理的にも爆発寸前に、背後から突然押し寄せてくるサウンドの波。その波は、やがて荒波さえたてて来る。プログレッシヴとアグレッシヴを行き交うようなサウンドに一瞬、戸惑いを隠せずにいる自分がいました。明と暗、陽と陰、激しさの中にSlamer特有のモダン・ロックの香りを感じさせながらも起伏に富んだオープニング曲「Nowhere Land」は、まさに度肝を抜かれました。インストを強く打ち出したナンバー「Not In Love」では、弾むようなリフと流麗なグルーヴ感との噛み合いが素晴らしく攻撃的なサウンド。Slamerが核となり、彼の辿ってきたサウンド・スタイルと、より良質なメロディアス・ハード・ロックのクリエイターとしての姿勢がこの素晴らしい作品を創り出し、また、名ヴォーカリスト《SEVENTH KEY》でも参加していた、《STRANGEWAYS》の《Terry Brock》が見事に演出しています。緻密なサウンドとコーラス・ワークを駆使した「Runaway」は《JOURNEY》を想いださせる哀愁を含んだ作品。また「Audio Illusion」や「Perfect Circle」、「Superstar」あたりは、昔ながらのSlamer作品の旋律を残しています。曲によっては8分以上の大作を含め楽曲構成に対する拘りが前面に出ていますが、今という時代に、ここまでオリジナリティを鮮明に焼付けた作品は暫くぶりです。実に純度の高い、ハイ・クオリティ作品。聴き込むほどに美旋律が溢れ出しているのがわかりますね。

01 Nowhere Land
02 Strength To Carry On
03 Not In Love
04 Come To Me
05 Higher Ground
06 Jaded
07 Beyond The Pale
08 Runaway
09 Audio Illusion
10 Perfect Circle
11 Superstar
12 Nowhere(Alternate Mix) [Bonus Track]
posted by LIZU at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

FREDDY CURCI/THEN & NOW

THEN & NOW.jpg
[2000]
カナディアン・ハード・ポップ・バンド《SHERIF》、《ALIAS》の元ヴォーカリスト《Freddy Curci》の、未発表の2曲と新曲を含んだソロ・ベスト。オープニングからライブで歌われる「When I'm With You」。メロディアスなピアノに乗せて、艶やかで伸びのあるハイ・トーン・ヴォイスが鳥肌ものです。アメリカらしい洗練さとキャッチーな楽曲も見事なまでにストライク・ゾーンですが、それにも増して叙情的で聡明なバラード曲も心地良く、心が癒されます。

01 When I'm With You(Live)
02 Haunted Heart
03 More Than Words Can Say
04 Waiting For Love
05 The Power
06 Into The Fire
07 Perfect World
08 Brown Eyed Girl
09 Dreamer's Road
10 Senza Te
11 Just To Be Close
12 Bare Necessity
13 Finally
14 Ti Sposero
15 Diamonds
16 Un' Amore Tutto Mio
posted by LIZU at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

91SUITE/91SUITE

91SUITE.jpg
[2002]
親しみやすいメロディと陽性な旋律が心地良い、スペイン出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドの1st。スペインというイメージからは想像出来ないほどアメリカ風のサウンド。甘くハスキーなヴォーカルや、キラキラとしたキャッチーなキーボード、爽快感に溢れたメロディーなど、全体を包み込む爽やかな雰囲気は非常にメロディアス。更に後半は、哀愁胸キュンもののメロディーが懐かしくも甘酸っぱい気持ちにさせてくれる1枚。

01 The Day She Left
02 Down To You
03 Time To Say Goodbye
04 Lost In The Silence
05 Hard Rain
06 Chances
07 Hurt And Pain
08 All Is Gone
09 Give Me The Night
10 I Will Stand By You
11 Chance Of A Lifetime
12 Wherever I Am
13 Answer To My Prayers(Bonus Track)
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2006年09月10日

HEARTLAND/HEARTLAND

heartland.jpg
[1991]
英国の香りを現代に継承するメロディアス・ハード・ロックの雄《HEARTLAND》の1st。元々親友であったヴォーカルの《Chris Ousey》と、ギターの《Gary Shape》とで結成されたデュオ形態から始まったようです。哀愁感を漂わせながらも、陽性で溢れるばかりの煌いた楽曲は、才能溢れる2人の作品。ソウルフルでハスキーなヴォーカルは、聴くものをぐいぐいと弾きこむほどの素晴らしさです。現ギタリストの《Steve Morris》のブルージーなサウンドとは別に、どちらかと言えば、この頃はAOR的な洗練された爽やかなサウンド。耳に残るほどの、キャッチーでメロディアスな楽曲が満載です。

01 The Way Of The Buffalo
02 Voodoo Eyes
03 Ready To Receive
04 Law Of The Jungle
05 Don't Say Goodbye
06 Nothing Left To Lose
07 Broken Angel
08 Until The Last Man Falls
09 One Step A Time
10 When Angels Call
11 Waiting For The Big One
12 The Mighty Fall
13 Stranger In This City

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2006年09月06日

JAMES CHIRISTIAN/MEET THE MAN

JAMES CHRISTIAN.jpg
[2004]
《HOUSE OF LORDS》のフロントマン《James Christian》の2ndソロ・アルバム。ハスキー&エモーショナルな情感溢れる歌唱力と、何よりもハイ・クオリティーの楽曲が揃っています。ソング・ライティングはJames自身の他に、親交の深い《Bruce Gowdy》、《Stan Bush》、X-JAPANの《Pata》、《Robin Randall》、《Judith Randall》などが提供していて、洗練されたAOR風なものから、壮大なスケールを感じさせる楽曲などヴァリエーションが豊富。プロデューサーは、FRONTIERS RECORDSには欠かせないベーシスト、Fabrizio V.Zee Grossi。この作品でもTommy Funderburkや、Mickey ThomasOVER THE EDGEのアルバムに参加していたメンバーを率いて、キャッチー&パワフルなサウンドに仕上げています。その中でも特に光っているのが、リード・ギターの《Robert Vanni》。全編通してメロディアスなギター・サウンドが、ガッツ・ポーズものの格好良さ♪

01 After The Love Has Gone
02 Know You In The Dark
03 Surrender Your Love
04 Meet The Man
05 End Of Time
06 Love Looked Into My Life
07 Leave Well Enough Alone
08 Strong Enough
09 Should Be Blue(All I Could Feel Was Blue)
10 Circle Of Tears
11 Hold Back The Night
12 Where Do We Go From Love(Bonus Track)


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2006年09月05日

AINA/LIVING IN A BOY'S WORLD

AINA.jpg
[2005]
魅力的なジャケです・・・それに、とても美しいですね。女の私から見ても惚れ惚れします。ノルウェーの美女ロック・シンガーによる1988年作品の再発盤。ボーナス・トラックが5曲追加されています。キャッチーで哀愁感のあるメロディアス・ハード作品。風貌からしてヴォーカルも魅力的で、なかなかパンチが効いています。ソング・ライティングはAINA自身と、《ALICE COOPER》を始め様々なアーティストに曲を提供しているキーボーディストの《Bob Marlette》や、映画音楽でもお馴染みの《Tom Whitlock》との共作。サウンド的にもメリハリがあり、高揚感溢れる「Rocks Off」あたりは、ドラマ性やインパクトがあります。《Marius Muller》のメロディアスなギターも爽やかです。

01 Intro
02 Rocks Off
03 I Must Be In Love
04 Believe In Me
05 Shot Down In Flames
06 You Babe You
07 Living In A Boy's World
08 A Love Forever Story
09 I Need To Know
10 Pleasure & Pain
Bonus tracks:
11 Save Me Father
12 It's Raining It's Pouring
13 Too Good To Be True
14 If I Can't Have You
15 Shake You Good
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2006年09月02日

FREAK KITCHEN/ORGANIC

FREAK KITCHEN.jpg
[2005]
奇才ギタリスト《Mattias IA Eklundh》率いる《FREAK KITCHEN》の6枚目のアルバム。掟破りな演奏、変拍子の多用、ひねくれたヘヴィーなギター、難解なコード・・・ですが、クセになりますね。高度な技術を要するのに、それを感じさせないほどのキャッチーさとポップさは、実に楽しげで個性に溢れています。独創的なフレーズは、北欧の哀愁を残しつつも、ジャズやエスニック、パンクなどの様々なテイストを感じさせるモダン・ロックです。これは、まさにマティアス節で、激しさの中には相変わらず、解毒剤的な美メロが必ず用意されているといった感じ(笑)。緻密に計算されたメロディ・ラインと、コーラスの美しさも本当メロディアス♪

01 Speak When Spoken To
02 The Rights To You
03 Look Bored
04 Chest Pain Waltz
05 Mussolini Mind
06 Guilt Trip
07 Becky
08 Independent Way Of Life
09 Heal Me
10 Infidelity Ghost
11 Sob Story
12 Breathe
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2006年09月01日

SAHARA/SAHARA

SAHARA.jpg
[2001]
穏やかな旋律が、北欧スウェーデンの爽やかな風を運んできそうな《SAHARA》。シンガー《Ulrick Lonnqvist》と、ギタリスト《Peter Lidstrom》とのプロジェクト。決して派手ではないが、温かみのある伸びやかなヴォーカルが印象的で、AORを基盤としたロック(?)だと思われます。T'BELLSTREET TALKに近い曲調やコーラス・ワークを持ち、さらにミディアム・テンポで落ち着いた雰囲気。キーボードには《STORMWIND》の《Kaspar Dahlqvist》が全面的に参加しており、クリアで洗練された音色を聴かせてくれています。ひょっとすると甘くなりがちなサウンドなのですが、Peterのエッジの効いたメロディアスなギター・ソロが入ることによって、スッキリとした輪郭が見えてきますね。美旋律と叙情的、爽快感とマイルドさを感じさせてくれる1枚。

01 Stranger
02 Time Is A Healer
03 Over And Over
04 Dreams
05 The Fire
06 Never Say Never
07 Silent Rain
08 Dream Of You
09 Deep Inside
10 What Is Love
11 The Night

posted by LIZU at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

BRIAN McDONALD/WIND IT UP

BRIAN McDONALD.jpg
[2000]
本人も認めている《DEF LEPPARD》っぽさが全面に漂っている《BRIAN McDONALD》のソロ名義作品。ソング・ライター、プロデューサー、セッション・ミュージシャンなど裏方職人的な活動が多かった90年代。87年に《BRIAN McDONALD GROUP》でアルバムをリリースしてから実に13年ぶりの作品。緻密に構成されたアレンジと、広がりあるダイナミックなサウンド、洗練されたキャッチーなメロディー、哀愁感も織り交ぜながらの高揚感溢れるメロディアス・ハードです。プログレッシヴさとAORがベースにあるようで、厚みのあるコーラス・ワークに思わず聴き入ってしまいます。テクニカル・ギタリスト《Alex Masi》も参加しており、さらに旧知の仲でもある《Reb Beach》のギターが曲ごとに様々なスタイルで、メロディアスな彩りを添えています。

01 Wind It Up
02 Head Back Home
03 Words Come So Easy
04 I Don't Wanna Want Your Touch
05 When The Lightning Strikers
06 The Night Heaven Falls Down
07 The Rhythm Of Money
08 Somewhere On The Highway
09 If I Could Only See You Now
10 Just A Heartbeat Away
11 Amnesty
12 The Hope One Child Can Bring
13 Some Hearts
posted by LIZU at 08:10| Comment(2) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

TOMMY FUNDERBURK/ANYTHING FOR YOU

TOMMY FUNDERBURK.jpg
[2005]
AIRPLAYでは、ハイ・キー・ヴォイスとして名を馳せた《Tommy Funderburk》のソロ名義アルバム。これまで、様々なグループやプロジェクトのフロント・マンとして活躍してきました。STARSHIPのアルバム『Love Among The Cannibals』では「It's Not Enough」という曲を提供しヒットもしましたね。今作品は、キーボーディストGreg Mathiesonとの共作曲が大半ですが、どちらかと言えば、ザクザクとしたエッジの効いたギター・サウンドで、かつてギタリスト《Bruce Gaitsch》と組んでいた《KING OF HEART》のようなポップさと切ない感じのメロディック・ロック。プロデューサー&ベースはFabrizio V.Zee Grossi。円熟味溢れるTommyのヴォーカルが素晴らしい、大人のリスナーを満足させてくれる1枚。

01 Learning How To Love
02 Remember Our Love
03 Anything For You
04 Only You Can Give Me
05 To Say You Love Me
06 You've Got The Love
07 Skin
08 The Garden
09 Second Chance
10 Say A Little Prayer
11 Dig A Little Deeper(Bonus Track)

posted by LIZU at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

ALIEN/ALIEN

ALIEN.jpg
[1988]
名盤と言われる《Jim Jidhed》が初代ヴォーカリストであった《ALIEN》の1stで国内盤。北欧らしい透明感と哀愁をたっぷり含んだメロディアス・ハード作品です。ハード&ポップのメロディが全体を通して、よいバランスで配置されており、Jim Jidhedの伸びやかなヴォーカルも素晴らしい。ギタリストの《Tony Borg》のプロジェクトとしてスタートしましたが、本作ではヴォーカルであるJimの脱退によって元々収録されていた4曲をカットし、後任のヴォーカリストPete Sandbergによる2曲の新曲に差し替えられています。哀愁メロディー派には欠かす事の出来ないアルバム。差し替える前の4曲もなかなか良い曲ですよ。

01 Tears Don't Put Out The Fire
02 Go Easy
03 I've Been Waiting
04 Jaime Remember
05 Feel My Love
06 Only One Woman
07 Brave New Love
08 The Air That I Breathe/Pete Sandberg
09 Touch My Fire
10 Now Love/Pete Sandberg
posted by LIZU at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | メロディアス・ハード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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